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今後の展望は?太陽光発電に関する市況や国の動向

太陽光発電投資を取り巻く環境は、ここ10年で大きく変化しています。そんな太陽光発電投資の市場変化や今後の展望についてまとめています。

売電価格の推移と今後の予測

太陽光発電で生まれる電力は電力会社が買い取っています。まだシステムが広く普及する前は、電力会社が独自に買取を行なっていて値段は会社によってバラバラ。1kwhあたり10~20円ほどでした。導入コストに比べて利益が低く、導入のメリットが少なかったため、なかなか普及が進んでいなかった時期です。

そこで考えられたのが「固定価格買取制度」。一定期間・一定価格で電力を買い取ることを政府が電力会社に義務付けた制度です。産業用であれば20年間、契約を交わしたときの金額で電力会社が買い取ってくれるようになりました。買取価格は毎年見直され、年によって変化します。これまでにどのような価格で推移してきたのか、今後はどのような価格になることが予測されるのかをまとめてみました。

太陽光発電事業の将来性

太陽光発電投資の魅力は、一定期間、一定の価格で電力を買い取ってもらえる固定価格買取制度にありました。しかし、制度は2017年には改正。現在では、入札によって価格が決まる仕組みに変わっています。かつてのように投資家が確実に利益を上げるための投資先としては利用しにくい状況になりました。

その一方、年間の一次エネルギー消費量がゼロの家「ZEH(ゼッチ)」が推進されたり、二酸化炭素の排出量を削減し地球温暖化を防ぐ「パリ協定」が結ばれたりするなど、太陽光発電に注目が集まる一面もあります。太陽光発電事業の将来性は、どのように考えられているのでしょうか?産業用太陽光発電所を所有している人が今だからこそとるべき行動とは?ぜひ詳しくチェックしてみてください。

太陽光発電の2019年問題

固定価格買取制度は2009年の11月に制定されました。2019年は住宅用太陽光発電の買取期間が満了する年であり、その後の電力会社の対応が未だに不透明なため混乱が起きるのではないかと問題視されています。それが2019年問題。とくに2009年11月~2015年1月までに契約を交わした人に当てはまります。

産業用の太陽光発電は20年の契約期間があるので2019年問題の対象ではないですが、契約が満了になる20年後に同様の問題に直面することが考えられるでしょう。固定買取価格は高額に設定されているため、どのケースであっても期間満了による売電価格の下落は免れません。どのくらい差が出てしまうのか、どのように対処すべきなのかまとめています。

太陽光発電の固定価格買取制度

固定価格買取制度とは、太陽光エネルギーを含む再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社に一定価格で買い取ってもらえる制度です。太陽光発電の設置にかかる初期費用は高額なため、固定価格買取制度によって建設コストを効率よく回収できるようサポートしてもらえます。

この制度は2009年よりスタートしていますが、2017年に大幅な見直しが行われたため、すでに太陽光発電を導入している方も、これから検討している方も新制度の内容をチェックしておきましょう。

拡大を続ける太陽光発電のセカンダリー市場

2012年にFIT制度ができてから、年々太陽光発電の設置が増えています。さらに一般的に太陽光発電が広まったことにより、需要もどんどん高まっています。その一方で買取価格の下落、FIT制度の改正により、投資としてのリスクも大きくなってきています。それにより、中古の太陽光発電の需要と供給が高まり、セカンダリー市場は拡大しています。ここでは、セカンダリー市場の概要と太陽光発電を売却する際のポイントをまとめています。

太陽光未運転に対する措置とは?

2018年10月に「太陽光など再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)の見直しを検討する」という趣旨の発表が経済産業省より出され、この見直しにより、未運転・未稼働の事業用太陽光発電に対して、2019年4月以降は厳しい措置が取られる可能性が非常に高くなりました。

未運転・未稼働の太陽光発電は今も数多く存在していますが、その存在の何が問題となっているのか、そしてどんな措置が取られる予定なのかについて、最新のデータなども紹介しながら、ここで詳しくご説明します。

太陽光発電におけるFIT法とは?

太陽光発電所を運営したり、売買したりする際にはFIT法の理解が欠かせません。FIT法は2012年7月より始まり、2017年に改正されています。改正により、事業者は事業計画に関する資料の提出が求められ、資料の提出がないと認定取り消し等される可能性があるのです。

それらの手続きについて、ご自分のケースだとどんな書類が必要になるのか、いつまでに提出する必要があるのかなど、よく理解しておくようにしましょう。

また、FIT法について太陽光をはじめとした5つの再生可能エネルギーの2019年の固定買取価格や太陽光(500kw未満)における、これまでの固定買取価格の推移についてなど、以下のページで詳しく解説しています。

太陽光発電の名義変更

太陽光発電設備は、売買や相続、事業譲渡などで事業主が変わることがあります。その際必要となるのが名義変更です。名義変更の際には確定申告やメーカー保証の継承、贈与税の発生といった確認事項が多いので要注意。手順や必要書類について把握しておくとともに、税理士や業者の担当者などに出来るだけ早めに相談することが大切です。自身の所在地の自治体ページも、事前に確認しておきましょう。

太陽光発電設備の撤去費用

太陽光発電設備は、導入と同じく撤去にも費用がかかります。撤去の作業内容は状況によりまちまちですが、太陽光パネルや架台、パワーコンディショナーの取り外し・廃棄を行なうのが一般的。廃棄費用については、一定の基準を満たしていれば「回収再資源化サービス」などのサービスを活用できます。費用を出来るだけ抑えられないか、活用できそうなサービスはないかなどの点を事前に確認し、撤去費用を用意することが大切です。

太陽光発電でトラブルを回避するには

太陽光発電設備を運用するにあたって避けられないのが、トラブル対策です。太陽光発電運用時のトラブルには、ずさんな工事によるトラブルや各機器の破損、見積額の不当な水増しなどさまざまなものがあります。雨や雪、風など天候的な要因で設備に異常が発生するケースもよくみられるので注意。加えて、近年話題に上がることが多くなったのが反射光による近隣トラブルです。自然的・人為的トラブルに対応できるよう、業者や近隣の方との話し合いは念入りに行ないましょう。

太陽光発電導入のメンテナンス費用

太陽光発電設備を長く運用するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。パネルや架台の点検をはじめ、パワーコンディショナーや周囲環境の整備をしっかりと行なう必要があります。点検の平均頻度は年4回ほどですが、設備周辺の雑草や設備の漏電対策など、こまめに行なったほうがいいお手入れがあるのも事実。漏電や悪天候による破損にいち早く気づけなければ、売電収入は保証されません。点検の頻度やメンテナンス作業の内容を把握しておくことが大切です。

太陽光発電の将来性とこれから始める際の注意点

太陽光発電設備の運用を検討している方にとって、太陽光発電の将来性やリスクは非常に気になる話題のはずです。太陽光発電の運用には、売電価格の低下や固定価格制度の終了などのリスクがあります。一方で、初期投資費用が年々下がっているというケースも報告されています。それぞれ一長一短ですが、太陽光発電とそれを取り巻く事情が著しく変化していることは間違いありません。常にアンテナを立てて情報収集することが、運用を成功させるための鍵です。

太陽光発電の評価ガイドライン

太陽光発電事業には、安全性や環境・景観への配慮が求められます。安全性に問題があったり、環境や景観へ著しく悪影響を与えていたりすると、トラブルの原因になるので気をつけましょう。太陽光発電のガイドラインは、こうしたリスクやトラブルを洗い出し、より安全な設備運用をするために定められたガイドラインです。土木や建築、法令や金融などさまざまな分野の専門家が参画し、多角的な視点から太陽光発電の事業を評価しています。

太陽光発電投資と2020年問題

これまでの太陽光発電は、電気の固定価格買取制度である「FIT」によって支えられてきました。しかし経済産業省は、2020年をめどにFITによる買取を終了する方針を発表。FITの廃止によって、「投資が続けられないのではないか」という不安の声も聞かれるようになっています。ただし、FIT終了はまだまだ不確定なことが多く、判断の多くは各電力会社にゆだねられているのが現状です。電力会社によっては、FIT終了後も契約を続行し、電力の買取を続ける方針を公表しているところもあります。引き続き動向に注意して、太陽光発電の2020年問題に対して高いアンテナを立てておきましょう。
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