太陽光発電に関する用語を解説

太陽光発電について調べていると、さまざまな用語が登場するため、「何を言っているのか分からない」といった状態になる方も多いのではないでしょうか。ここではそういった疑問を解消するために、太陽光発電について基本的な用語を解説していきます。

アクティブソーラー

太陽エネルギーを機械装置を使用して、建物内の電気や給湯、冷暖房などに活用するシステム。太陽光発電システムや太陽熱温水器がアクティブソーラーです。また、機械を使わずに受動的に太陽光を活用するシステムをパッシブソーラーと呼びます。

アモルファスシリコン

太陽光パネルの素材の内の一つで、不規則な結晶構造を持っているシリコンで作られており、一般的に光の吸収率が高いものの、返還効率が悪いという特徴を持ちます。アモルファスシリコンは規則正しい結晶構造をしていませんが、多結晶シリコンや単結晶シリコンのように規則的な原子配列を持つものあります。

アレイ

太陽光パネルの構成単位のひとつです。太陽光パネルの最小単位のセルを並べたものがモジュール、モジュールを並べたものがアレイとなります。一般的に、1枚の太陽光パネルと聞いて思い浮かべるのがモジュールなので、太陽光パネルが並んでいるものだと考えて問題ないでしょう。

イニシャルコスト

太陽光発電事業を始める上でかかる初期費用のこと。ランニングコスト(運用中のコスト)と対の言葉。

塩害

海岸線沿岸などで、海の塩により設備が劣化してしまうことを指します。太陽光発電システムは塩害に弱く劣化しやすいと言われています。

架台

太陽光パネルを設置する土台のことで、傾斜角度をつけられます。鋼鉄製やアルミ製などいくつかの種類がありますが、費用が異なるため数種類の中から選ぶ必要があります。

クーリングオフ

商品購入後、8日以内であれば解約できる制度。一般的に訪問販売で適用されますが、クーリングオフにおける訪問販売は定義が広く、太陽光発電の場合は訪問販売でなくとも適用を受けられる可能性があります。

クリーンエネルギー

太陽熱や地熱、風力、地熱、バイオマスなど、廃棄物によって環境汚染することのないエネルギーのこと。自然エネルギー、または再生可能エネルギーとも呼ばれます。

結晶型

太陽光パネルの素材の一つであるシリコン型太陽光電池の総称です。シリコン型には結晶型と薄膜型があり、結晶型は発電効率が高いもののコストがかかる特徴があります。

固定価格買取制度(FIT)

2009年より始まった制度で、電力の買い取り制度のこと。住宅用の場合10年間、産業用の場合20年間、一定額で太陽光発電システムで発電した電力を買い取ってくれる制度です。

再エネ賦課金

太陽光発電など再生可能エネルギーを一定額で買い取るための資金として、電気を使う全ての人が負担しなければならないものです。電気料金の一部となって徴収され、負担額は電気の使用量に比例し、単価は全国一律になるように調整されています。

シリコン半導体

非金属元素のひとつでケイ素と呼ばれているシリコン。太陽光パネルに使用される素材です。

ストリング

太陽光パネルを複数枚並べて直列に接続したもの。

セル

太陽光パネルの設備のうち、一番小さな単位。セルが並んだものがモジュールで、モジュールが並んだものがアレイと呼ばれます。

全量買取り

太陽光発電所で発電した電力を全て買い取る制度のことで、産業用の太陽光発電所で適用されます。余剰買取りと対となる言葉になります。

ソーラーローン

太陽光発電システムの購入を資金使途として利用できるローンで、10~15年程度が借入期間の上限であることが多いです。

通常のローン金利に比べて比較的低金利ですが、住宅ローンよりは高金利のため、住宅購入と同時に太陽光パネルを設置するような場合にはどちらのローンを使用するのか慎重に検討する必要があります。

多結晶シリコン太陽電池

太陽光パネルの素材の一つで、アモルファスより変換効率が高く、単結晶には劣りますが、比較的価格が安価のが特徴です。

単結晶シリコン太陽電池

太陽光パネルの素材の一つ。アモルファスや単結晶より変換効率が高いものの高価です。

蓄電池

電気を蓄えておける設備のことで、太陽光パネルで発電した電力を蓄電します。

太陽光は朝や夜間、雨天時には発電しませんが、蓄電池を設置すること日が昇っていない時間帯にも電力の使用が可能です。また、災害時には非常電力としても活用できます。

パッシブソーラー

機械装置によらず太陽光エネルギーを活用するシステムのことで、窓から太陽光を取り込み、建築資材などによって室内温度を調整します。アクティブソーラーと対する言葉です。

パワーコンディショナ

太陽光パネルで発電した電気は直流電流のため、それを家庭内で使えるように交流電力に変換する機器のことです。使用するパワーコンディショナの性能によって発電量に大きく影響します。

非常用コンセント

パワーコンディショナに設置されている緊急用のコンセントで、停電時にはこのコンセントから電力を供給できます

分電盤

電気を安全に使用するために必要な設備(漏電遮断器や配線用遮断器)を1つにまとめた箱のことです。電力を建物内の電気負荷に分配します。

メガソーラー

1MW(メガワット=100万ワット=1,000キロワット)以上の発電を行うことのできる太陽光発電施設のことです。

モジュール

太陽パネルの単位の一つで、セルを配列接続したものを指します。モジュールを並べたものがアレイと呼ばれます。

余剰電力

太陽光パネルで発電した電気を一度家庭内で消費し、余った電力を売電するシステムのことです。固定買取期間を経過して売電単価が安くなっても、節電効果の恩恵を受けることができます。全量買取と対をなす言葉です。

ランニングコスト

運用中にかかる費用のことを指します。初期費用のことを指すイニシャルコストと対をなす言葉です。

まとめ

太陽光発電の用語について解説しました。まずはここに掲載した用語を頭に入れておくとよいでしょう。また、太陽光発電については新しい用語が登場することもあるため、必要に応じて、継続して知識を入れていくことをおすすめします。