売却が成立するまでの一般的な流れ

仲介業者 買取業者

太陽光発電所が不要になった場合や手元にすぐお金が欲しい場合に、物件を売却しようと考える方も多いでしょう。

太陽光発電所は、仲介業者か買取業者を介して売却することができます。このページでは、太陽光発電売却の売却について、仲介と買取を比較しながら説明します。

仲介と買取の売却方法を比較

仲介での売却

仲介での売却の特徴は、あくまでも業者は「場」を提供しているに過ぎないので、売却が決まるまでに相当な時間がかかるということ。

売値は自身で設定することができますが、それを買ってくれる人が見つからなければ値段がどんどん下がってきますので、結局は適正な価格での売却となる可能性が高くなります。また、契約後の手続きも自身で進める必要があることが多く、その場合は売り主と買主のあいだでさまざまなトラブルが絶えません。

買取での売却

売却をしたい人に対して、買取業者が直接売買契約を結んでくれるもの。仲介と違って売値を自分で設定することはできませんが、プロである業者が物件の価値を厳正にチェックしてくれます。

また、売却契約後にすぐに現金化できるのも買取のメリット。なかには、何千万円単位の買取でも即金してくれる、資金力のある業者もいます。手数料も発生しません。「とにかく早く現金化したい」という方にはおすすめです。

仲介で売却する流れ

売却相談

所有している太陽光発電物件の情報を伝えます。

複数の業者に査定を依頼

時間的にも金銭面の耐力的にもゆとりあり、待てるだけの余力がある方向きなのが仲介による売却です。その余力を十分に使い、仲介業者を決めましょう。

太陽光発電所は、業者によって査定基準が異なるため、査定額に差があります。多くの業者がホームページなどに査定フォームを開設しているので、まず、そこにアクセス、複数の会社に査定を依頼しましょう。自分の希望に一番近い会社に売却相談をしましょう。

現地視察

現地調査では太陽光パネルが設置されている周辺の環境や様子調査。スタッフが直接現場に出向き確認します。希望する場合、市場価格も教えてくれます。

現地調査では査定額アップのポイントを抑える

太陽光発電所の査定額が高くなる可能性が高いポイントは、「売電実績が良好であること」「土地や発電設備の状態が良いこと」「メーカーの保証が有効であること」などがあげられます。

急いで現金化する必要性がなく、高値で売却したいという仲介の場合、現地調査の前までにパネルやパワーコンディショナーなどの太陽光発電に使われるシステムのメンテナンスなどを行い、現役で十分採算がとれることを証明、査定金額をあげるのも1つの方法です。

媒介契約

どのように売却するか、方針が決定したら売り主と仲介業者で仲介(媒介)契約を結びます。

現地調査をもとに査定金額が決定

価格設定に関して、仲介業者はアドバイスはしてくれますが、価格を決めるのは売主自身です。高値で売却できる可能性もありますが、売れないという可能性も否定できません。専門家である仲介業者の意見を参考にしながら、売却方針や売却金額を決めましょう。

売却活動

仲介業者の独自ネットワークやホームページで購入希望者を募集。購入者希望者が現れたら、仲介業者とともに太陽光発電所を視察します。

売主に代わって買い手を見つけてくれます

仲介の良い点は、売主自身が苦労しなくても買い手を見つけてきてくれること。高く売って少しで多くの利益をあげたいという利害が一致している関係なので、売主が大変な思いをして交渉することなく買い手を決めることができます。仲介手数料は必要になりますが、支払うだけのメリットはあると思います。

売買契約

購入希望者が視察を行ない、売却条件・資金計画を相談したうえで納得すれば売買契約へ。購入に至らなかった場合は、再び売却活動を行なうことになります。

売買に必要な書類も会社が用意

売却が決定すると、売買契約を結ぶことになりますが、土地の譲渡を含め多くの法的な書類が必要になります。土地の登記書など事前に売主が用意しなければならない書類もありますが、実際の売買に関する書類は仲介業者が用意してくれるのが一般的です。

決済引渡し

売買代金の支払い後に物件の引渡しを行ないます。仲介で売却をする場合、売却活動に時間がかかってしまい長期化しやすい傾向にあります。余裕をもって売却を行ないたい方に向いているサービスです。

売却まで半年、1年は覚悟

近年、太陽光発電所の売買が盛んになってきたとはいえ、売買価格が通常2000万円前後となる高額商品です。買う側も投資目的のため厳しい目を持っていますので、仲介の場合、契約までの時間がかかるのが一般的です。半年待った、1年かかったという声も聞くことがあります。

高値でスピーディに売却を成立させるためには、買い手が欲しいと思う情報を余すことなく伝えることが必要です。

買取で売却する流れ

売却相談

所有している太陽光発電所の状態について情報を伝えます。

購買者が購買意欲をそそる情報を開示

太陽光発電所

すぐに現金化したい。売値より現金調達が急務という方に向いている売却方法が「買取」です。売買契約をスピーディに進める秘訣は、この太陽光発電所なら、業者が自信をもって買い手にお奨めできると思わせることです。そのためには、売却相談の段階で、積極的に書類などを用意し情報開示を行いましょう。

売主が用意しておきたい情報は、発電実績や完成図書、地盤データ、配線図、発電効率、試運転の記録、系統の出力抑制事由の有無、瑕疵修補の記録、登記簿謄本、不動産登記簿謄本の写し、発電所用地の詳細図などです。

現地視察

業者のスタッフが現場に直接訪れて、太陽光発電所や土地の状態を確認し、周辺相場と市場相場に照らし合わせて査定を出します。

メンテナンス記録は大切に保持しておく

仲介の場合、査定額を上げるために現地調査の前にメンテナンスを行うことも時間的に十分可能ですが、現金化を急いている買取の場合は、それができません。実際、太陽光発電所の機材などのチェックができるのは、メンテナンス事業者や査定事業者です。

資格も経験も少ない一般人である売り手には不可能の場合が大半です。そんなときに頼もしい存在となるのが、以前に行ったメンテナンスの記録や修繕の履歴です。ファイルなどに入れ、全ての書類をしっかり保管しておきましょう。

契約締結

査定額を売却社に連絡。条件・金額が希望通りであれば契約をします。

収益のイメージがつけやすい

売却相談から現地調査の段階でも、現在進行形で稼働をしているわけですから、収益のイメージを想定しやすいのが、中古の太陽光発電所です。

具体的な数値にしたければ電力会社からの明細書での確認もできますし、ランニングコストの計算も可能です。売却後の収益と売値を比較、見合っているかどうかを判断することが大切です。

代金支払い

売却契約の締結後は、買取業者により売却代金が支払われます。買取を業者が行なってくれるため、太陽光発電システムをすぐに現金化することが可能。仲介のように購入希望者を待たなくてもよいメリットがあります。

購入した次の日収益になるのが中古の太陽光発電所

新しく太陽光発電所を建設する場合、土地を探し、計画し、建設してようやく収益に。自分の手に現金が入るまでに時間がかかるのが常です。でも、中古物件の太陽光発電所なら、売買契約が成立し、代金を支払った次の日から収益となるのです。

太陽光発電所を買取で売却するメリットは、新築と違って工期の遅れなどの心配する必要もないし、売買イコール収益につながることにつきます。

買取なら即日高値で売却できる可能性も

仲介と買取どちらにもメリットがありますが、すぐに太陽光発電所を現金化したい場合は、買取が得策。仲介だと売却者自身が購入者を探す手間が省けますが、購入希望者が現れるまでに時間がかかることもあり、その間は売却希望者が太陽光発電所を維持する必要があり維持費がかかります。早めに売却するなら買取を選んだほうがよいでしょう