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太陽光発電所にはどんな失敗例がある?そこから学べることとは

太陽光発電所の経営は、さまざまなことに配慮しなければ経営が立ち行かなくなるでしょう。本記事では、太陽光発電所について実際に起こってしまった失敗事例をご紹介すると共に、失敗しないためにはどうすればよいかについてご紹介していきます。

失敗例1:土台が傾いた

最初にご紹介するのは、太陽光パネルを設置して数年間運営した後、土台が傾いてしまっていた事例です。太陽光パネルはその角度によって発電量が変わるため、土台が傾き太陽光パネルの角度が変わると収益が減少してしまいました。こうならないためには、太陽光パネルの設置前に適切な方法で地盤調査を行い、地盤が弱いようであれば地盤改良工事を行うことが大切です。

一般的に、地盤調査は土地の購入前には実施させてくれないことが多いのですが、売主との交渉次第では不可能ではありません。地盤調査の結果、地盤が弱いことが分かったら購入を取りやめるか、それが難しい場合は太陽光発電所としての活用を見送るなどをも検討するとよいでしょう。

失敗例2:近隣に高い建物ができた

2つ目の事例は近隣に高い建物ができてしまった事例。あたり前ですが太陽光を使って発電するので、太陽光パネルにどれだけ太陽光を当てられるかで大事です。太陽光パネル設置後、近隣に高い建物が建って日射を遮ればそれだけ収益が落ちてしまいます。

20年~30年運用することが前提の太陽光発電所では、この問題を完全に排除することはできませんが、周辺の土地がどのような用途で利用されているかを調査しておくことである程度は予測はできるでしょう。高い建物ができる可能性があるのか事前にチェックしておきましょう。

失敗例3:架台が劣化した

土台だけでなく、太陽光パネルの架台が劣化することでパネルが傾き、収益が減ってしまいます。太陽光発電所の各設備は、架台にせよボルトにせよ、野外にあるため毎日風雨にさらされている状態です。場所や状況によってはサビや劣化が起こってしまうことは仕方ありません。

それでも、劣化を防止するためには架台に防錆処理を施すなどの対策は可能です。工事の段階で、依頼した業者がどのような工事を行っているかはしっかり確認しておくとよいでしょう。

失敗例4:発電効率が低下した

太陽光発電所は太陽光パネルの他、さまざまな設備を用いて発電を行っています。これらは、普通に運営していても、発電効率は少しずつ落ちていってしまいます。ですが、適切なメンテナンスを継続して行えば発電効率の低下を軽減することは可能です。

適切なメンテナンスを実施することは、発電効率の低下以外にも耐久性維持や盗難防止にも役立ちます。太陽光発電所の運営において、メンテナンスは必須のものと考え経営するようにしましょう。

失敗例5:発電シミュレーションと現実の発電量が違う

太陽光パネルの設置前には、現地の日射量などを測定して、発電シミュレーションの提示を受けられますが、シミュレーションが現実の発電量と違うことがあります。天候に左右されるので誤差程度の違いは出ますが、メンテナンスをしていないことやパネルが傾いていることが原因なのであれば対策する必要があるでしょう。

また、最悪なケースとしては悪徳業者が契約欲しさに現実よりかなり高い発電シミュレーションを提示していた、ということも考えられなくはありません。その場合には詐欺の可能性が高いので、警察などの公共機関に相談しましょう。しかし、太陽光発電の詐欺は立件が難しいと言われているので、購入前には自身で発電量のシミュレーションをするなど、相手任せにしないようにしましょう。

太陽光発電で失敗しないためには

5つの失敗事例をご紹介しましたが、これらを見てみると、太陽光発電で失敗しないためには以下のような3つのポイントに気を付けるべきだと分かります。

  • 土地にもこだわる
  • 業者選びに注意
  • しっかりメンテナンスする

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

土地にもこだわる

太陽光発電所というと、太陽光パネルの性能やどのメーカーにするかといったことに目が行きがちですが、太陽光パネルを設置する土地へのこだわりも大切です。土地を購入してから太陽光発電所を新設するのであれば、地盤調査については事前に調査させてもらえないか交渉するのがおすすめです。無理な場合は、地盤が一定以上軟弱の場合は契約を白紙解約するといった条項を入れてもらうのもよいでしょう。

また、すでに保有している土地で活用を行う場合、地盤が軟弱だったり、周辺に高い建物が建ちそうだったりすれば、太陽光発電所だけにこだわるのではなく、他の土地活用法も検討するとよいでしょう。

業者選びに注意

太陽光発電所の新設、メンテナンスについては業者選びにも注意する必要があります。具体的には、必ず複数社の業者に相見積もりを取ると共に、契約前に業者の評判や実績をしっかりチェックしておきましょう。評判や実績についてはインターネットで情報収集し、信頼のける知人から情報を仕入れておくことをおすすめします。

しっかりメンテナンスする

安定した運営をするには、適切なメンテナンスです。定期的にメンテナンスを実施していれば、問題が起こった時も早めに対処でき、修繕コストなどを抑えられる可能性がたかくなります。

まとめ

太陽光発電所に関する失敗事例についてご紹介しました。今回ご紹介した失敗事例は実際に起こってしまえば発電所を手放したい、売却したいと考えたときにも大きなデメリットになってしまいます。未来のことも考慮した上で本記事でご紹介した、メンテナンスをしっかりするといった対策を確実に行っていくようにしましょう。