地震や台風などの天災が増加傾向にある近年、太陽光発電所に起こるトラブルは今までのものとは少し様相が変わってきているようです。太陽光発電所に起きた事故被害とその後についてまとめました。
2018年11月に経済産業省より「今夏の太陽電池発電設備の事故の特徴について」という調査結果が公表されました。(※1)
本調査で公表された被害実態は、電気事業法に基づく50kw以上の太陽光発電に課せられた事故報告義務によるものです。50kw未満の設備に関しては実情は把握されていないようですが、傾向は同じものと思われます。
太陽光発電設備は災害による飛散や破損だけでなく、二次被害が発生しやすいのも特徴です。
太陽光発電設備は設備が損壊しても、発電システムが生きている限り日中は発電・蓄電を行います。配線エラーによるショートや漏電で出火するケースが多く見られるので、被害に遭ったあとは速やかに発電システムをストップさせる必要があります。
暴風雨によって運ばれた細かな土が設備内部に侵入することで、発生するトラブルも確認されています。
ニュースでもよく耳にしますが、温暖化による災害規模の強大化は留まるところを知らず、被害も甚大になっています。太陽光発電所メーカーやメンテナンス業者は、災害等に備え、あらゆる手を尽くし防災・メンテナンスを行っているところです。しかし中には手抜き工事でオーナーをだます悪質な業者が存在することも確か。悲しいことです。
どんなに配慮していても、近隣で大規模な造成工事が行われたり、防風林が撤去されたり、関与できないところで環境を維持できなくなることもままあります。
一度でも被害にあった太陽光発電所の価値は、やはり損傷のないものと比較すると下がってしまいます。業者によっては低い査定額を提示したり、買い取りに難色をしめすところも。
たとえ不具合がある発電システムでも、企業努力で納得のいく価格を提示・買い取ってくれる業者はあります。価値が下がってしまったからと諦めず、良い買取業者を探しましょう。このページが参考になれば幸いです。
太陽光発電所は毎日0.01%、づつ、年間5%づつ値下がりしていくものです。そんな太陽光発電所を、今日売りたい、権利だけ売りたい、など、目的ごとに上手に売る方法、売却事例を紹介していきます。
「今日売りたい」太陽光発電所を即日売却した事例
新規事業に向けてまとまった資金が欲しい、速く損切りしたい、など、「太陽光発電所を今日中に売ってしまいたい」というオーナーは数多くいます。買取業者を選ぶことで、その日のうちに現金化を可能にした事例と、その方法について紹介していきます。
「もめたくない」事故があった太陽光発電所を売却した事例
太陽光発電投資をする際に、誤った業者選びをしてしまったオーナーが、その後のメンテナンス体制の甘さや設備不良による事故を起こした太陽光発電所を売却した事例を紹介しています。事故物件をスムーズに売却するコツも紹介。
「現実は甘くない」稼働済み太陽光発電所を売却した事例
「発電・売電の実績がある稼働済み太陽光発電所なら、簡単に売却できるだろう」とタカをくくっていたオーナーたちの事例を集めました。買い手にメリットがあることは確かですが、売り手が正しくコミュニケーションをとらなければ売却は難しいようです。
「全て自分がとても不安」太陽光発電所の権利を売却した人の事例
太陽光発電所の権利の売却とは、「売電権利」の売却を指します。これを行うためには、FIT(固定価格買取制度)の認定といった煩雑な手続きが必要になります。オーナーたちの事例と、スムーズに売却するコツを紹介していきます。