できるだけ早く現金化したい

現金化

このページでは、実際に起こった太陽光発電投資に関する相談を取り上げ、専門家である久保氏(キューボー)に対応策をアドバイスしていただきました。

【相談】すぐに資金が必要。早く現金化したい

Aさん:節税対策として太陽光発電投資を始めましたが、メインの事業の資金繰りがうまくいかなくなり、今すぐまとまった資金が必要です。手元の物件をできるだけ早く現金化したいのですが…。

【対応】今すぐ対応なら「買取」しかない

待っているあいだにも発電所の価値は目減りしている

久保氏:太陽光発電所の売却の仕方には、仲介と買取の2種類の方法がありますが、「できるだけ早く手持ちの物件を売却して現金化したい」という考えでしたら、買取を選択すべき。

仲介というのは、あくまでも仲介業者が「場所を提供しますので、この場で買い手と売り主で売買契約をしてくださいね」というものにすぎないわけです。もちろん、売却の値段を自分で設定できるので、高値で売り出せる可能性はありますが、じゃあ実際にそれで売却まで持っていけるのか?というと、そうでないケースがほとんど。

登録者の多くは、なんとなく登録者が多い仲介サイトに登録し、高い売値を設定して、ただ指を咥えて買い主が現れるのを待っている状態だということを、まず認識すべきでしょう。

さらに、そうして待っているあいだにも、手持ちの太陽光発電所の価値はどんどん目減りしています。これは、固定価格買取制度の期間が20年(改正後は10年)と決まっているため。20年のあいだは基本的に決まった単価で電気を売れるので、その期間が多く残されているほど買い手が付きやすくなりますし、物件の価値は高いと判断されます。

しかし、これを知らずに仲介でただ待っている方が案外多いのです。例えば、仲介で物件を売り出したにもかかわらず、3カ月何も動きがなかった場合、金額にして100万円の価値を失っているケースも少なくありません。「手持ちの太陽光発電所を早く現金化したい」という方は、まず、この事実をしっかり理解して、買取業者に依頼すべきです。

資金力のある買取業者を選ばなければならない

一方で、買取であればどの業者でもいいのかというと、そうではありません。仲介では売却契約が決まらずに長期化しやすいのに対して、買取では業者が直接買い取ってくれるわけですから、基本的にはすぐに契約が成立し、現金が振り込まれます。

ですが、売却の成立から現金化に至るまでの期間があいてしまう=資金力の乏しい買取業者だと、お望みの「早く現金化したい」は叶いにくくなってしまします。買取業者のなかでも資金力のある業者、過去に高額買取の実績があるところを見極めていけばいいでしょう。

では具体的に、どうやって業者を見極めていけばいいのか?

買取業者の資金力については、帝国データの情報をチェックすること。会社の歴史と財務状況の2つがポイントになります。太陽光発電投資は最低20年以上、もしくはそれ以上の長期的な投資になるわけですから、「最近会社ができました」「会社ができてまだ数年です」というところは、疑ったほうがいい。そういうところはたいてい、実際会社に行ってみると雑居ビルの汚い一室でやっていたり、社員が2~3人くらいしかいなかったりします。

IT会社などならそれでも十分に利益を上げられるかもしれませんが、ひとつの物件が3,000万~4,000万円もする太陽光発電の場合、その会社が20年後も順調に経営しているかと考えると大分あやしいものです。

実際に5カ所の物件を直接見にいく

過去の高額買取の実績については、実際に物件を5カ所見せてもらうこと。日本全国に飛行機や新幹線を使って実際に足を運び、自分の目で物件をチェックしていくのです。なぜ5カ所なのかというと、多くの手抜き業者は、「見せる用の発電所」を持っているため。その業者に「5カ所見せてくれ」といえば、たいていNOと言ってくるので、アウトと判断していいでしょう。きちんとした業者であれば、5カ所の物件を紹介してくれるはず。

さらに、5カ所の物件が「本当にその業者が手掛けた発電所なのかの証拠」もしっかりと要求してください。一般の方にはあまり知られていませんが、他社の発電所をお客様に見せて、「これはウチで手掛けた発電所です」と平気でウソをつく業者が多くあるのです。

実際に私たちQvouの発電所も、よその業者に「ウチがつくりました」といわれることが多かったので、対策として、すべての発電所に社名入りの大きな看板を設置するようにしています。それ以降、被害は減りましたね。

具体的に何を証拠として見せてもらうかといえば、土地の謄本や所有者の移り変わりが分かるもの、売買契約書など。実際に土地所有者の連絡先を聞くというのも有効でしょうね。その時に「個人情報の問題で…」など言ってくるかもしれません。

その際は「個人情報の問題は土地所有者が承諾してくれれば大丈夫なので教えてください」と言えばいいのです。ここまでやって対応を渋るようならアウトと判断していいでしょう。

できるだけ早く現金化するためのポイントまとめ

発電所の価値が高いうちに買取してもらう

太陽光発電所

太陽光発電所の売却方法には「仲介」と「買取」の二通りがありますが、できるだけ早く現金化したいという場合には仲介ではなく買取を選択するべきです。

仲介を選択するメリットとしては売り手の希望に合致した金額で売却をしやすいということが挙げられますが、一方でなかなか買い手が見つからないというデメリットもあります。

そしてさらに問題となるのが、このように買い手が見つからず指を加えて待っている間にも、その太陽光発電所の価値はどんどん目減りをしていってしまうということです。

現在の固定価格買取制度のもとでは20年から10年の間は決まった単価で電気を売却することができるのですが、あらかじめ期間が定まっているということは時間が経てば経つほど売れる期間が短くなり、収益を確保しにくくなるということを意味します。

このように発電所の価値が下がっていくのをただ待っているのであれば多少売値は希望に比べて安くなったとしても買取によって手早く現金化を行ったほうが良いと言えます。

資金力のある買取業者を選ぶ

太陽光発電所をできるだけ早く現金化したいという場合、仲介ではなく買取を選択するのがおすすめです。しかしその一方で買取であればどの業者でも良いのかといえばそうではありません。ここで問題となるのがその業者の資金力です。資金力の乏しい業者の場合、どうしても売却の成立から現金化までに時間がかかってしまいやすいのです。

これにより、早く現金化ができないばかりか、その期間の売電益も無駄になってしまいます。その業者の資金力がどれくらいなのかをチェックするための方法としては、帝国データなどの情報をチェックするということが挙げられます。

そしてその上で重要となるポイントとしては、「会社の歴史」および「財務状況」が挙げられます。財務状況に関してはできるだけ数字が良いところを選ぶのが良いのはもちろんですが、社の歴史に関してもできるだけ設立から年月が経過している会社を選ぶようにしましょう。

太陽光発電所は一般的に長期にわたる投資となるため、できるだけ経営基盤が安定している会社であることが好ましいとされるのです。

過去の買取実績を確認する

買取先の業者を選ぶ際には、過去の買取実績について確認をすることも重要です。買取実績について確認をする場合、その業者に実際の物件を5ヶ所程度見せてもらうのが確実です。

なぜ5ヶ所なのかといえば、大抵の業者は少なくとも1ヶ所は「実績として見せるための発電所」を保有しているためであり、1つや2つの物件を見ただけではその会社の実績を性格に把握するのは難しいからです。この際、もし先方からNOと言われた場合、その会社は避けたほうが良いと言えます。

また、発電所を見せてもらう際には他社の発電所を「ウチの発電所です」などと偽られることのないように看板や売買契約書などで誰が所有しているのかをしっかりと確認しておきましょう。

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