売却額を決める要素を知っておく

このページでは、太陽光発電所の売却価格を決定する要素についてまとめています。3つのポイントを押さえて、高値での売却を目指しましょう。

1 過去の発電実績

振るわなかった実績の根拠をまとめておく

物件の過去の発電実績は、買い手にとって重要な情報となります。発電所を売却する際は、発電実績のデータを提示するのは必須。実売とシミュレーションでは±10%ほどの誤差が生じます。実績が振るわなかった時期の原因が、天候によるものとはっきりしていれば問題はないでしょう。しかし、シミュレーションの金額が妥当でなかったり、出力抑制といった外的な要因、施工ミスなどの人的な要因が原因のケースもあります。こうしたミスは、売却前の実績をまとめる段階で洗い出し、シミュレーションを見直したり、施工ミスを修理しておくなど対策を打っておきましょう。売り出し方を工夫するのに、発電実績が役立ちます。

2 FIT単価はいくらか?

FIT制度は中古物件に引き継がれる

中古の太陽光発電所でも固定価格買取制度は継続され、購入時と同じ売電価格が適用されます。当然、買い手はFIT単価の高いものを選ぶ傾向にあります。調達価格算定委員会では、平成30年度の買取価格は18円/kWhになる見込みと発表されました。概ねこの価格が採用されるため、2018年(平成30年度)のFIT価格は18円となる見通し。FIT単価は、太陽光発電所を稼働させた時期に決定した価格が適用されます。平成30年度に新規で購入し稼働させるよりも、平成28年度に稼働させた発電所の方が、平成30年度の18円に比べ24円と6円高いのです。中古の太陽光発電所でも需要があるのは、FIT単価によるところも大きいのでしょう。手放そうと考えている太陽光発電所のFIT単価が需要と合っているかチェックしましょう。

3 稼働開始からの期間

買い手はトータルの収支を重視している

稼働開始から20年はFIT単価が適応されるため、稼働開始から何年経っているかも買い手にとっては重要なポイント。いくらFIT単価が高くても、稼働から15年経過していれば残り5年しかFIT制度が適用されません。買い手側が「トータルの収支が投資額よりも下回ってしまう」と判断すれば、その発電所は売れません。太陽光発電所を手放すなら早めがいいと言われるのは、この制度のためです。残り期間が少なくても、トータルで利益が出るなら、売却も可能です。「発電実績」「FIT単価」「稼働期間」の3つのポイントを押さえて、太陽光発電所を高値で売却できるようにしましょう。